春を告げるお野菜「セリ(芹)」
こんにちはLargo(ラルゴ)研究所 Education&Cultureです
先日我が家に春のお野菜「セリ(芹)」がやってきました
セリといえば、「春の七草」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ちなみに春の七草は
・せり
・なずな(ぺんぺん草)
・ごぎょう
・はこべら
・ほとけのざ
・すずな(蕪)
・すずしろ(大根)
1月7日は人を大切にする「人日(じんじつ)の節句」の日です。
この日の朝食に七草粥を食べ家族の無病息災を願います。
正月疲れの胃腸にも優しい食事です。
春の七草は日本のハーブ。
体にもとっても良い効能がたくさんあるんですよ。
せり(芹)とは
セリはセリ科セリ属の多年草。
日本全国の野山に自制しています。
1ヶ所から競り合って生えている様子から「セリ」と名付けられたそうです。
セリは独特のさわやな香りとシャキシャキした歯応えが特徴です
肉の臭みを消す効果があるので鴨鍋、ぼたん鍋には欠かせない食材です。
また、秋田のきりたんぽ鍋や、仙台のセリ鍋などにも必須食材です。
セリの栄養と効能
セリにはビタミンCとミネラルが多く含まれます
また、βカロテン、食物繊維も豊富。
セリの独特の香りには鎮静効果のある「オイゲノール」という成分が、また「ピラジン」には血栓予防、肝機能を強化する作用があります。
生薬としても使われており、食欲増進、解熱、神経痛、リウマチ、黄疸などに効果があるとされています。
おすすめレシピ
セリの辛子マヨネーズ和え
材料
・セリ1束
・塩(下茹で用)5g
・醤油 小さじ1
・マヨネーズ 大さじ3
・ねり辛子 小さじ1〜
作り方
1.鍋にたっぷりのお湯を沸かし、お湯の0.5%の塩を入れます(お湯1リットルに対し塩5g)
ボウルに氷水を入れた物を用意しておきます
2.洗ったセリを根の方から湯に入れ10秒茹で、すぐに氷水の張ったボウルに入れ急冷します(緑色が鮮やかになります)
3.セリが冷えたら水気をしぼり、3センチにカットします
4.セリに醤油小さじ1をまんべんなくかけ、軽く絞ります(醤油洗い)
5.ボウルにマヨネーズ、ねり辛子を混ぜ合わせ、5のセリと和えます
お好みでさらに辛子を添えて。
ポイント
☆せりのシャキシャキした歯応えを残すために火の通し過ぎには注意。
(天然のものは茹でた後氷水に長めに浸してアク抜きをしてください)
☆青菜野菜の茹で方のポイント
・たっぷりのお湯に塩
青菜野菜を色良く茹で上げるポイントは「たっぷりのお湯+塩」で短時間で茹で上げることです。
お湯の量が少ないと、材料を入れた途端お湯の温度が下がってしまい茹で上げに時間がかかってしまいます。
茹で時間が長くなると野菜の中の酵素が活性化し、野菜の緑が茶色っぽく変色し始めます。
茹で汁に塩を入れると酵素の働きを抑えることができるので、野菜を茹でるときはお湯の0.5〜1%の塩を入れます(下味にもなります)
・色とめ
茹で上げた野菜はすぐにたっぷり氷水に取り、急冷することで変色を防ぎ綺麗な色が保てます。(氷水の量が少ないと温度が上がってしまいます)
しかし、長くつけ過ぎると浸透圧で野菜が水っぽくなるので冷えたらすぐに水気を切る事を忘れずに。
・おかあげ(陸上げ)
あくの少ない野菜や水っぽくなってしまうものは、水にとらずにざるに上げる方が向いています。これを「陸上げ」と言います。
冷めていく間にも野菜に熱が通り続けるので、逆算して少し堅めにに茹でるのがポイントです。
ブロッコリーやカリフラワー、キャベツ、白菜、もやし、根菜類、枝豆など。
・醤油洗い
茹でて水気を絞った材料に少量の醤油をふりかけ、水気絞ります。
醤油の塩分で、程よく材料の水分が抜け、その後の調味料の味がぼやけにくくなり、味のしみ込みがよくなります。
マヨネーズがセリの苦味を抑えてくれるので辛子を少なめにすれば、お子様も食べれますよ。
ベーコンと一緒にパスタにも合いそう!
Largo研究所 Education&Culture