調和体『よきところ一つある人は』


今日は調和体

よきところ一つある人は

稀なるをさな求めそと

いはしきわが父

(窪田空穂)

何か一つでもいいところがあれば、その人は立派なもの。

「さな求めそ」はそんなに多くを求めてはいけないよ。

はるかむかし、父親がそう言っていたのを思い出しているのだ。

書名 長谷川櫂 著

『日めくり 四季のうた』(中公新書)

Largo研究所


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