ただ人は情けあれ
こんにちはLargo(ラルゴ)研究所です
8月の調和体課題はこちら
「ただ人は情けあれ 夢の夢の夢の 昨日は今日の古(いにしえ) 今日は明日の昔」(閑吟集)
長谷川櫂著「日めくり四季のうた』(中公新書)
<解説>
月日は夢のように過ぎゆく。
一夜明けて今日になれば、昨日はすでに遠い昔。
明日になれば、今日もまた昔。
そんな虚しい夢の世だからこそ、恋をして生きていたい。
その恋もたちまちいにしえとなり、昔となる。
室町時代の恋の歌謡。
<注意点>
字間の処理、行間の処理に気配りしながら、気宇大に。
「夢」「の」など同じ字が何度も出てくるので、1字ごとに変化を持たせる工夫が必要です。
調和体とは、漢字とかなを調和よく書いた書のことで
「漢字かな交じり書」とも呼ばれています
書道には「漢字」「仮名(かな)」「調和体」があります
調和体は好きな詩を自由にかけるので表現の幅が広がります
Largo研究所